足の裏だけ異常な汗が・・・足底多汗症について

足底多汗症を説明する医師

足底多汗症とは、足の裏に通常よりも多くの汗をかいてしまう症状のことを言います。

 

緊張状態にある場合やストレスがかかっている時に著しく症状が出ることが多いですが、症状が重い場合には何もなくても多量の汗が出ることもあるでしょう。多くが幼少の頃や思春期に発症し、大脳皮質の活動が低下するため睡眠中には汗をかきません。

 

足底多汗症になり困ることは、靴の中がとても蒸れてしまうことが挙げられるでしょう。そうなると靴に雑菌が繁殖することが考えられ、嫌な臭いを発することがあります。

 

さらに、家にいてもフローリング部分を歩くと汗のせいでべたつくことが考えられます。さらに、水虫になりやすくなりますし、サンダルを履いたとしても足裏が滑ってしまうこともあるでしょう。

 

症状は個人によって差がありますが、段階としては3つのレベルに分けることができます。

 

レベル1では、足の裏が湿っているものの分かりにくいでしょう。そして、履いている靴下が濡れてきてしまうことがあります。

 

レベル2は、汗が滴るほどではありませんが足裏が濡れてきます。靴下は何度も履きかえる必要がでてくるかもしれません。

 

レベル3になると、水滴も出来滴り落ちてきます。靴下を頻繁に履き換えてもびっしょりと塗れてしまいます。

 

なぜ足底多汗症になるのかというと、精神的なものによるストレスなどで自律神経が乱れてしまうことも一因です。自律神経のバランスが崩れると、交感神経が優位になりやすいため、汗腺が多くある足の裏に多量の汗をかいてしまうのです。

 

また、体質として交感神経の働きが強すぎるという原因(自律神経が乱れているわけではない)でも足底多汗症になることがあります。

 

さらに、足の裏の他にも手のひらにも同時に汗を多くかくと言う方も少なくありません。掌蹠多汗症といってストレスなどとは無関係に足裏や手のひらに多くの汗をかく場合もあります。

 

治療法としては、まずは副作用などといった弊害があまりないものを選ぶようにしましょう。とは言え、効果を実感できるまでに時間を要することや、継続して治療を行っていかなくてはならないこともあります。

 

足底多汗症で最初に行いたい治療法は、塩化アルミニウム外用による治療や、イオントフォレーシスなどになります。そして、これらの治療法であまり効果がなかった場合などには、副作用などの面も考慮した上で医師と相談をしてからボトックス注射をするという方法もあります。